地域がん診療連携拠点病院

三重中央医療センター附属看護学校

理念・基本方針

病院長あいさつ

概要/沿革

認定/指定

地域に生き、地域と生きる三重中央医療センターを目指します

 

 

当院は国立津病院と国立清澄病院が統合され、当地に国立三重中央病院として開院して18年が経ちました。途中、「国立病院」が「独立行政法人」となり三重中央医療センターに名称変更しています。当院はいまでも開院時の美しい威容を誇っております。それぞれの病院の立地場所を移し、立派な当院が建設された背景には、地元の皆様の大きな期待がかかっていたと思います。
18年の経過で社会情勢も変わりました。いままでは、病院に入院したら元気に家で生活できるまで入院生活を送る、という考え方でした。しかし、これからの高齢化社会を考えると、病院完結型医療の考え方に限界が見えてきました。病院は地域に生き、医療・介護は地域に組み込まれ地域全体で支えるという流れが動き出しました。これが地域完結型の医療です。この地域の人たちは、この地域の人々が主体となった、この地域で利用できる医療・介護資源を利用して、住み慣れた当地で人生を充実して生ききる覚悟が必要です。当院も、この地域の基幹病院として「地域に生き、地域と生きる」覚悟を改めて明確に意識しました。
病院もその性格を明確に表明しないといけない時代です。当院は脳や心臓疾患、医療の手助けが必要な妊婦さんや新生児など重症患者さんを受け入れる高度急性期機能(総合周産期母子医療センター)や、がん、糖尿病、高齢者の肺炎、骨折など、今後も急病として増加し、入院して手術、治療が必要な患者さんに対する急性期機能を担うことを病院の使命とします。そのための救急受け入れ機能を強化していきます(いまでも1日10台以上、年間3700台以上の救急車搬送があります。もちろん津地域では断トツで1番多い数です)。
同時に、急性期状態が安定した患者さんは回復期病院や療養病床、あるいは在宅、介護施設に移って療養を継続して、社会復帰を目指していきます。このように、地域全体で1人の患者さんの病気、生活を支えるシステムが「地域包括ケア」という考え方です。急性期病院としてこのシステムに積極的に関与して地域と共に生きていきます。
地域で安心して生活するためのテーマはまだあり、災害への対処がその1つです。当院は津市の中では高台にあり、大きな地震災害で津波被害が想定されない津市唯一の急性期基幹病院です。大規模災害時に地域の皆様の安心の拠点となることを目指し、地域の関係者と実践的な共同訓練を継続しています。
国立病院機構の病院はセーフティネットという一般の病院ではできない政策医療も担います。具体的には当院では結核医療、感染症病床を有し、県内、地域の最終の砦です。県、地域にいざという時になくてはならない機能を持ち、普段は気にならない問題も、不幸にして病気にかかられた人にとっては頼もしい存在としてあり続けています。
臨床研究も国立病院機構病院の使命です。1例をあげれば、「治験」があります。新薬の開発に際して国立病院機構の病院が一斉に治験を行い、短期間に治験を終えて、早期に新薬を世に出すお手伝いもします。現在の医療を享受する我々からの未来の人々への贈り物として、新薬を開発、提供する治験に御理解ください。研究を通して未来へつなげる夢を追い続けます。
最後に教育もテーマであることを強調します。教育は様々な分野にわたり、臨床研修、医学部・薬学部の学生、看護教育、リハビリ、救命士の実習など多くの若者が当院を訪れ研鑽を積んでいきます。当院は付属看護学校を有し、1学年定員80名、3学年で240名の大型校です。人口減少が懸念される地方にとって教育を受ける場所があり、その地で働く場所があれば、若い人もこの地域に残ってくれます。若い人が元気に、希望と誇りをもって、この地に自らの意思で暮らしてくれることに期待が膨らみます。
以上のように、当院が持つすべての機能において地域と関わります。
当院が「地域に生き、地域と生きる」という明確な目標を再認識し、その目標に邁進していく覚悟を決めた所以です。

今後とも当院が地域の誇りとなる病院になれますように応援、ご支持をお願いする次第です。

 

 

 

 

 

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