MSW  循環器科では心臓や血管の病気の診療・治療を行っています。

 狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、不整脈、感染性心内膜炎、心筋炎、心膜炎、拡張型心筋症や肥大型心筋症 、心不全、高血圧、大動脈瘤、静脈血栓症、肺血栓塞栓症などを取り扱います。これらの循環器疾患の中には、緊急性を伴うものが多く含まれます。

 急性心筋梗塞などの緊急性を要する疾患に対応できるよう、当科では24時間体制でカテ-テル検査・治療を行える環境を整え、経験豊富な循環器専門医による質の高い治療が可能です。

 当院は、循環器科と心臓血管外科の病棟が同じため、密接な連携をとって治療に当たっています。週に一度、合同カンファレンスを行い、患者さん一人一人に最も適した治療方針を決定します。

 また集中治療室も充実しており、循環器疾患に精通したスタッフによる24時間徹底的な看護が可能です。大動脈バルーンパンピング(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)などの心肺補助装置も、熟練した臨床工学士のサポートを受け、安全で正確な管理が可能です。


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 心筋梗塞とは、心臓を栄養する血管(冠動脈)が完全に詰まり、心臓の筋肉(心筋)が壊死する病気で、放置すると命に関わる怖い病気です。急性心筋梗塞では、冠動脈が詰まってから6時間以内に血液が流れるようにすることで、心筋が生き残る可能性があります。よって一刻も早く診断し、詰まった血管を治療する必要があります。

 

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 狭心症とは、冠動脈が動脈硬化や血管のけいれんなどで細くなり、冠動脈の血流が悪くなるため、胸部の症状を発したり、心筋に障害をきたします。 胸が痛い、苦しい、圧迫される、締め付けられるなどの症状が出現します。

 

 以上のような疾患の疑いのある患者さんには、冠動脈造影(カテーテル検査)を行い、カテーテル治療や冠動脈バイパス手術など最善の治療を選択して行います。

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 カテーテル治療とは、狭くなったり詰まってしまっている冠動脈にワイヤーを通し、風船で拡げたりステントと呼ばれる金属性のコイルを留置する治療法で、心筋梗塞や狭心症の標準的治療法になっています。  カテーテル治療には治療した血管が再び狭くなる再狭窄が起こりえますが、近年、薬物溶出ステントが使用されるようになり、その確率は著明に低下しています。(すべての患者さんに使用できるわけではありません。担当医が患者さんの病状に合わせて使用を考慮します。)

 


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 狭心症の診断にはカテーテル検査だけでなく、トレッドミル運動負荷心電図などの運動負荷テストや心筋シンチグラフィー、64列冠動脈CTなど、体に負担の少なく、外来でも施行可能な検査も充実しています。重症度や緊急性が低いと判断される患者さんには、これら侵襲性の少ない検査を優先し、より負担の少ない診断を目指しています。

 


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 心臓の脈が乱れることを不整脈と言います。不整脈には脈がゆっくりになる徐脈性不整脈と早くなる頻脈性不整脈に分かれます。

 徐脈性不整脈 (洞不全症候群、房室ブロックなど)

 徐脈性不整脈は、心臓が止まっている時間が長すぎて、めまいやふらつき、意識消失などの原因となることがあります。また放置すると心不全を引き起こしてしまうこともあります。この場合には、ペースメーカーという脈を助ける機械を埋め込む手術をします。

MSW  頻脈性不整脈は、ドキドキするなどの動悸の症状のほか、脈拍が速すぎて心臓が有効に血液を拍出できず、心不全の原因にもなり得ます。この場合は、電気生理学的検査などの検査を行い、その原因を調べて治療方針を決定します。治療方法は、薬物療法のほかに高周波カテ-テルアブレ-ションという治療があります。後者はカテ-テル先端より高周波を流して不整脈の原因となっている心筋組織を50-60℃位に熱して心筋を変成させ、不整脈を起こらなくする方法です。

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症状が激しかったり、薬物療法にてもコントロールができない患者様に対して施術します。WPW症候群の房室回帰性頻拍、房室結節回帰性頻拍、心房頻拍、心房粗動や心室頻拍などが適応となります。

 


 心房細動は、それ自体が命に関わる病態ではありませんが、脳梗塞の原因疾患としてその治療、管理が重要とされています。脳梗塞の30%が心房細動によるものとされています。最近では心房細動、特に発作性心房細動に対しても、高周波カテーテルアブレーションの適応が広がってきており、当院でも適応のある患者さんに対して施行しています。

 不整脈は時に致命的(命にかかわる)になることがあります。心室細動や難治性心室頻拍症などがそれにあたります。これらの不整脈は血圧が下がり、脳への血流が途絶えるため、意識を失い、場合によっては心停止につながります。よって突然死の原因となりえます。これらの不整脈を監視し、電気的除細動(いわゆる電気ショック)の治療が施すことのできる機能の付いたペースメーカーをICD(植え込み型除細動器)といい、植え込みを行うことにより突然死のリスクを減らすことができます。

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 薬物療法を十分に行っても心不全を繰り返してしまう患者様(特に拡張型心筋症や陳旧性心筋梗塞などの虚血性心筋症)には、心不全を治療する機能を持ったペースメーカーを植え込みます。  通常はリード線を右心房と右心室の2箇所に入れますが、左心室にも冠静脈を介して挿入することにより、心臓を挟み込むように電気刺激を与え、より効率的に心臓を収縮させるもので、心室再同期療法、あるいは両室ペーシングといわれます。

 以上の治療のほかにも、急性心不全に対する集中治療、肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症に対する下大静脈フィルターの挿入など、緊急性を要する治療にも迅速に対応できるようスタッフ一同努力しています。

 

 待機的冠動脈造影やカテ-テル治療は主に水、木で行っています。
不整脈の電気生理学的検査や高周波カテ-テルアブレ-ション、各種ペ-スメ-カの植え込みは月、木で行っています。

 緊急性を要する疾患に関しては、24時間体制で対応いたします。

 

外来受診についてのお問い合せ先

担当 医事課
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